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議事録
平成18年6月15日 都市整備委員会

◯小沢委員 今、立石先生のお話も伺いまして、東京が抱えております住宅の諸問題、同感に感じております。また、今回の住政審から答申されました、東京における新たな住宅政策の展開について、総じて非常にすばらしい答申であるかと感じ取っております。
 本日は、その中で重点施策の一つにあります、都営住宅の建てかえとその用地を戦略的に活用した都市づくり、この項目の中から、特に都営住宅の建てかえ事業についてお伺いいたします。
 まず、現在行われております建てかえ住宅についてですが、昭和三十年代以前に建設された約二万七千戸を対象にされておると聞いております。昭和三十年代に建設された住宅は相当老朽化が進んでおると推察されますが、そこで、この建てかえの実施基準と進捗状況、当該住宅の建てかえ完了の見込みについてお伺いいたします。

◯清水参事 都営住宅の建てかえにつきましては、昭和三十年代以前に建設されました約二万七千戸を対象に、住宅の老朽化の状況、地域のまちづくりとの連携、居住者や地元区市との調整状況などを勘案しながら、現在、年間三千戸の建てかえを着実に実施しているところでございます。

◯小沢委員 年間三千戸のペースでいきますと、二万七千戸は九年間もかかってしまうわけでございますけれども、この九年後に建てかえが完了したとしましても、その後四十年代に建てられた住宅というのは十万七千戸あるわけです。したがいまして、現在、年間三千戸ずつの建てかえを行っておるということではございますけれども、少なくとも滞ることがないように、できれば次の四十年代の建物、これも十万戸ありますので、これを同じ三千戸ペースでいきますと、とんでもない長い時間になってしまいますので、そこの線を少し基準をずらしてでも、円滑に建てかえが進むように事業の推進を望みます。
 次に、住政審の答申では、南青山一丁目団地の建てかえ、そして東村山市本町地区のプロジェクトのように、ここにありますけれども、老朽化した都営住宅等の建てかえを推進し、都営住宅等自体の居住環境の整備改善を図ると同時に、土地の高度利用や団地の集約を通じて用地を創出し、都市機能の更新や地域の活性化等のために戦略的に活用していくことが重要である、このように述べられております。
 そこで、今後の都営住宅の建てかえにあっては、これらを踏まえ、一層効果的な事業展開を図るべきと考えますが、ご所見をお伺いいたします。

◯清水参事 都営住宅の建てかえに当たりましては、老朽化した都営住宅の更新に合わせまして、敷地の高度利用により生み出された土地を有効に活用いたしまして、地域の特性を生かしたまちづくりを進めていくことが重要であることから、今後とも都営住宅の建てかえにおきましては、敷地をできる限り有効に活用いたし、団地の再編を進めまして、地域の活性化や防災性の向上、住環境の整備など、地域のまちづくりの課題に的確に対応していきます。

◯小沢委員 有効な土地の利用は非常にごもっともでありますが、現在、古い住宅ほど低密度な土地の利用をされております。効率的とは申しましても、その地域に合った、余裕のある、都営住宅らしい政策をお願いいたします。
 次に、都営住宅の建てかえにおいては、個々の団地、そして個々の地域によって、戸数や面積、建築基準等が異なると思います。実際の建てかえ事業に当たっては、都営住宅の居住者だけでなく、近隣住民の意向も踏まえて、周辺の地域のまちづくりとともに、十分に連携して進めていただきたいと考えておりますが、ご所見をお伺いいたします。

◯清水参事 都営住宅の建てかえに当たりましては、近隣の住民に対しまして、計画の概要や日影など、近隣に与える影響などについて説明を行っているところでございます。
 一方、都営住宅の建てかえにおきましては、都民共有の貴重な財産である都有地を有効に活用する観点から、できる限り効率的な土地利用を図る必要があると考えております。
 今後とも、建てかえ事業の円滑な実施のため、近隣の住民に対しましては、できる限り丁寧な説明に努めるとともに、地域のまちづくりにも配慮しながら事業を推進してまいりたいと思います。

◯小沢委員 ありがとうございます。近隣住民や地域のまちづくりに配慮をしていただけるというご答弁をいただきました。しかしながら、従来の近隣住民への説明は、必ずしも十分であるとは受けとめられません。
 と申しますのも、決定した事業の一方的な住民への通告といいますか、これをもって説明会と称する、このようなことが行われているというように私どもの耳に多く入ってきております。今後の事業実施に当たっては、住民の声をできる限り反映した、誠意を持った事前の対応を要望いたしまして、私の質問といたします。


 

 

 

 

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