|
◯七十五番(小沢昌也君) 都議会民主党を代表して、今定例会に知事が提出した議案について、すべて賛成する立場より討論を行います。
まず、第百七十七号議案、東京都景観条例の全部を改正する条例並びに屋外広告物条例など関連条例改正について申し上げます。
本条例改正案は、大規模建築物等の事前協議制度等を導入するとともに、景観法の規定に基づき、景観計画等に係る規定を設けること等の改正をするものです。
都議会民主党は、本定例会の代表質問や都市整備委員会の質疑において、条例改正後の景観計画の策定に当たっては、広く都民の意見を聞くこと、役割と権限の強化される景観審議会については、事前協議等の客観性の確保や迅速な手続を、また、区市町村が景観行政団体となる場合には、統一的な景観形成に配慮することなどを求め、都からも前向きな答弁をいただきました。
また、私たちがかねてから主張してきたように、規制の強化並びに緩和についてはめり張りをつけるべきだという考えに立ち、オリンピック招致に向けた屋外広告物の活用について、期間、場所を限定した上で、オリンピックのロゴマークと企業広告をセットにし、施設整備や招致活動経費に充ててはどうかという提案もいたしました。
本条例改正の内容については高く評価し、今後の都の景観行政に大きく期待いたしますが、特に、建築物の色彩などについての変更命令、大規模建築物等の事前協議制度など、新たな関与が加わる景観審議会並びにその専門部会については、条例の趣旨に基づいて、適切な運用を行うことを改めて求めます。
次に、飲酒運転及び飲酒運転によるひき逃げの根絶を求める旨の意見書について述べます。
平成十三年に刑法が改正され、飲酒などの無謀運転による死傷事故を罰する危険運転致死傷罪が新設されました。懲役五年以下の業務上過失致死傷罪よりも重い刑罰を科することで、重大な交通事故の減少を期待したものであります。
確かに、この法改正によって、飲酒運転に起因する事故は確実に減少し、一定の効果は上がったものの、いまだ根本的な解決には至っていません。危険運転致死傷罪を逃れるため、飲酒運転による交通事故後、飲酒との因果関係を隠そうとして重ね飲みをする事例や、救護義務を果たさず逃走する事例が後を絶たないのです。
今、ドライバーの意識向上に向けた指導、飲酒したドライバーが運転できないような車両構造の改善とともに、加害者が逃げたために被害者の命が助からなかったという悲惨なことのないよう、特にひき逃げについてはさらに厳しい刑罰を科するなど、法改正が求められております。
本来、運転者として、その前に人としての自覚、良心の問題ではございますが、現状を看過することはできません。
そのため、都議会民主党は、飲酒運転等交通事故・交通法規違反に対する刑罰の引き上げ及び運転者教育の強化等に関する意見書案を共同提案させていただきました。
この意見書が全会派の皆様のご賛同を得て採択されることを望み、都議会民主党を代表しての討論を終わります。
|